癖のありそうなボールペン「KOSMOS Pen」を注文しました!

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ドイツのミュンヘンの会社がデザインした、KOSMOS Pen - Aluminiumを注文しました!
ネオジム磁石でキャップ部分をスライドするというおもしろいデザインで、スッキリした外観が魅力的です。

machi-yaで注文できるのは、2019/01/22までとなっているようですよ。

machi-yaでは良いことしか書かれていませんが、画像や動画を見ているだけでも使う人を選びそうな癖のあるペンだと思います。(それを差し置いても、おもしろいデザインに惹かれて注文しちゃったんですけどね!)

検討すべきポイントを書いておきますので、迷っている方の参考になればと思います!

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(画像はmachi-yaより)

クリップがない

ポケットなどに挿すためのクリップがありません。私は普段ペンを持ち歩くときは胸ポケットにペンを挿すので、それができないと不便そうです。今からどのような場面で使うかを考えています。

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(画像はmachi-yaより)

転がる

画像や動画を見る限り、円柱の形状となっているようです。

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(画像はAppleより)

クリップもなく、Apple Pencilのような平滑な面もないので、机の上で転がりそうです。

「KOSMOS Pen - Titanium」は重い

machi-yaのサイトでは「超軽量!」と書かれていますが、42gは重いです。

と比較すると、約2倍の重さです。LAMYのDialog 3が47gなので、それに匹敵する重さです。「重量級」と言って間違いないです。「超軽量!」という見出しは適切ではないと思います。

重いと自重で書けるとは言いますが、日本語はペンを上げ下げすることが多いので、重いペンで書いていると疲れてくることがあります。重いボールペンが好みかどうか、考えてみたほうが良いです。

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(画像はmachi-yaより)

一方、Almuniumは26gなので、LAMY 2000よりも少し重い程度と考えると大丈夫そうですね!ネオジム磁石がトップにあるので、トップヘビーのバランスになっていないか心配ですが…

リフィルがパーカー互換

これまで懸念点を書いてきましたが、良い点です!

machi-yaではさらっとしか書かれていませんが、パーカー互換のリフィルです!文房具好きにはポイントですよね。私はジェットストリームを入れるつもりですよ!

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(画像はmachi-yaより)

AlminiumのComet Greyを注文

気になる部分はあるものの、より軽い方のアルミニウムを注文しました!色はベーシックなコメットグレイにしました。私のMacBook Proがスペースグレイなので、色味も合うかもしれません。

料金は、本体5,800円+送料1,300円の合計7,100円でした。

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(画像はmachi-yaより)

発送予定が2019/03/01なので、届いたらレビューしたいと思います。カチッと開閉するのが楽しみです!

注文はこちらからどうぞ!

良い習慣を身につけるコツは、やり始めることをゴールにすること

30歳を迎える前に、健康のためにランニングを習慣にしたいと思いました。ランニングだと年を取ってもできるスポーツですし、自分一人でそれほどお金もかからずに続けられます。70歳まで走り続けるために、長期スパンで焦らずにランニングを習慣にする方法を研究しました。

たどり着いた結果が、良い習慣を身につける方法は、『日々の目標設定を、やり始めることに設定すること』です。

目的のすり替わりを回避せよ

頻度は、自分の納得のいく、無理のない範囲で決めます。私の場合は、1週間に1回は走ろうと決めました。習慣にすることが目的ですので、「やりたくないな」と思ってしまう頻度では多すぎます。決めるのはこれだけで、距離やペースは決めません。頻度も、実際にやってみて厳しいと感じたら適宜減らします。

何かを続けたい・習慣にしようと思うと、質や量を追求し出す「目的のすり替わり」が起こります。ランニングの場合は、距離や時間です。5km走ろうとか、有酸素運動は20分は続けないと効果がないとか…質や量の追求は、習慣になってからいくらでも増やせます!

日々の目標達成のハードルを徹底的に下げる

ランニングの場合は、服を着替えて走る準備を整え、玄関を出て、走り出したその一歩で、日々の目標は達成です。今日も決めた頻度で続けることができました!ということです。

日々の目標達成へのハードルをとにかく下げて、「今日も達成したんだ」と簡単に思えるようにすることが大事です。時間や距離を目標にすると、しんどい思いをしなければ目標を達成できません。初めのうちは体ができていないので、時間や距離を達成できないこともあります。こうなると気分が沈み、習慣付けに悪影響を及ぼします。そうではなく、最初の一歩でゴールにし、あとはボーナスステージと考えた方が気分は楽です。

最初の一歩でゴールなので、二歩目で家に帰っても良いのですが、ここまで来るとせっかくだしちょっと走ろうという気持ちになります。ここからはボーナスステージなので、無理のない範囲で走ります。無理をすると異常な達成感が生まれてしまうので、続けることには逆効果です。

走り始めてどうも体の調子が悪い、気分が乗らないというときは、中断します。私の場合も、最初のうちは途中で歩いたり、通常ルートよりも短くしたりしていました。この場合でも、走り始める最初の一歩で目標は達成しているので、凹む必要は全くありません。

質・量の追求は習慣付けした後

ランニングを始めた当初は、週1回約2.5kmを15分ほどで走っていました。2.5kmや15分では短いから、5km走ろうとか、30分走ろうと考え出すと、続きません。これが目標のすり替わりで、継続の最も妨げになるものです。シンプルにただ続けることだけを目的に、最初の一歩でゴール、あとはボーナスステージ、この考え方が大事です。人と比べる必要はありません。

1年も続けば、完全に習慣になります。1年半経った今では、ランニングは歯磨き程度のタスクになりました。走っていても「しんどいな」という感覚よりも、「体が整っていくな」という感覚になります。こうなると質と量を増やせます。今は週1〜2回約4.5kmを25分で走っています。

同じ方法で筋トレも習慣化し、腹筋が割れてきました。

LAMY Swift購入!機能美に溢れたボールペンです!

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「Form follows function」という言葉があります。LAMY の大切にしている考え方で、直訳すると「形態は機能を形作る」。機能美のことです。ちなみに、ダイソンもこの標語を使っているみたいですよ。

私がLAMYを好きなのも「Form follows function」がデザインに現れていると思うからです。「無駄をなくした」というよりも、「必要なものだけで構成された」という感じが好きです。

これまではボールペンはLAMY 2000 4色を使っていましたが、LAMY 2000はLAMYの中では最も有名でなんとなくミーハーな感じがすること(LAMYいっぱい持っているのに!)、4色も不要で青1色でいいのではと思い、1色だけのボールペンを探していました。

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購入したのはLAMY Swiftです。色はインペリアルブルーも綺麗だったのですが、銀系の方が飽きにくく洗練されたイメージかなと思ってパラジュームコートを選びました。もともとはローラーボールなのですが、ジェットストリームを入れています。

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Swiftの特徴は、ノックするとクリップ部分が収納されることです。LAMY Dialog 2や3にも同じ/似た機能があります。不要なときには収納しておくというのはLAMYの特徴なのかもしれませんね。

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クリップが収納されると円筒形になるので転がっていきそうですが、黒い突起部分があるために簡単には転がらないようになっています。

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クリップの収納スペースを確保するためにノック部分は中心からずらしてついています。初めは中心にないことが気になりましたが、使うときに影響はないのですぐに慣れますよ。

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グリップはついていないのですが、グリップ部分に穴が空いていて滑り止め代わりになっています。マットなボディに空いた穴から光沢ある金属がチラリズムして、デザインとしてもアクセントになっています。

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文房具ファンが高級ボールペンを買うときに見るポイントの1つ、嵌合部が金属かどうか。プラスチックだと割れることがあるので、高級ボールペンでは金属であって欲しいところです。Swiftは白く処理された金属なので、安心です! 

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LAMYのデザインは大好きですが、あくまで「外側」の話です。「中身」の替え芯はジェットストリームが最強だと思っていて、ここ10年ぐらいジェットストリーム以外使っていません。

Swiftもいわばジェットストリームに着せる衣装です。Swiftへのジェットストリームの入れ方を検索するといろいろ先人の記事が出てきますが、以下のやり方が最も簡単でかつ重量のバランスもよかったです。

この記事の前半は検証部分で、実際にやらないといけないのは記事後半部分の①先の方のプラスチックをテーパーに削る、②M66と同じ長さになるようにお尻部分を切る、の2つです。それに加えて、私はペン先にブレを防ぐためのセロテープを巻いています。

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そんなわけで、LAMYの中でノック式の1色ボールペンとして最も美しいのがSwiftだと思っています!キャップ式だとLAMY Studioも綺麗だと思いますが、仕事だとノック式の方が機動力があって便利ですもんね。

今はLAMY SwiftとペリカンM400万年筆をレギュラーメンバーとして持ち歩いています。どちらもドイツのメーカーですが、一方はモダンなデザイン、他方はトラディッショナルなデザインで、それぞれに気に入っています!

先日ドイツのフランクフルトの百貨店で文具コーナーを覗いたのですが、LAMYとペリカンが面積をとってフィーチャーされていて、嬉しかったなぁ。

 

LAMYを買うのはアマゾンの並行輸入品が正規輸入品の半額以下でオススメです。

LAMY ラミー ボールペン 水性 スイフト L330 パラジュームコート

LAMY ラミー ボールペン 水性 スイフト L330 パラジュームコート

 

2017年に買ってよく使っている4つのモノ

あけましておめでとうございます!

今回は文房具ネタではなく、(年が変わってしまいましたが)2017年に買ったもののうち、特によく使っているもの4つを紹介したいと思います!本当によく使っていて満足度の高いものだけに絞ると、中途半端な「4つ」になりました。。

Beats by Dr.Dre BeatsX(Amazonリンク

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 通勤時に使っているBluetoothのイヤホンです。これまでは、有線のUltimate EarsのTriplefi 10(いわゆる10Pro)を使っていたのですが、ケーブルの取り回しがストレスでした。

私はEDMを中心に聞くため、もともと家ではBeatsのStudio Wirelessヘッドホンを使っていて、イヤホンもBeatsにしたいなと思っていたときに、このBeatsXが発売されました。Apple Storeに行っても発売直後だったからか試聴ができず、「えいや」で買ってみました。

これが正解で、最近のBluetoothの技術はすごいですね、通勤時に使う程度ではBluetoothによる音質の劣化は全く気になりません。

今はイヤホンジャックのないiPhoneXなので、ますます有線には戻れません。ケーブルに束縛されないと、顔を動かしたりといった何気ない普段の動作がやりやすいですよ。

イヤーチップにはコンプライ500を入れています。これで密閉度を上げて、音漏れを防ぎつつしっかりした音を楽しんでいます。

 C6 Field Pack(Amazonリンク

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C6というイギリスのメーカーのリュックです。ジャケットを着ない時期には会社の通勤カバンとして、季節に関わらずプライベートでも使っています。

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きっかけは、Beginの4月号で紹介されていたことでした。ちょうどプライベートで使っていたリュックが壊れていたところだったので買い換えようと思っていました。雑誌効果なのか、ネットでも店舗でも売り切れで、秋頃にやっと手に入れました。

特にパソコンを持ち歩くときには重宝します。ビジネスでもプライベートでもどちらでも使えるデザインで、縫製もしっかりしているので、約30,000円とちょっと高いですが、その価値はあると思います!

THE NORTH FACE マウンテンジャケット

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ロッコへのバックパック旅行をするために買いました。

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ロッコでは砂漠に行ったり、雨に降られたり、12時間のバス移動があったり、といった環境変化が多い中でしっかり活躍してくれました。未知の環境なので、高くても安心できるブランドものにして安心できました。

これ自体が暖かいわけではないのですが、ユニクロのウルトラライトダウンジャケットを下に着ることで、温まった空気が外に漏らさないような働きをしてくれます。暖かいところだとウルトラライトダウンジャケットは丸めてバックパックに入れて温度調整をしました。

マウンテンジャケットは撥水加工がされているので、傘を持っていないときに降ってきた雨もどんどん弾いてくれて、上半身はビショビショにならずに済みました(ジーンズと靴はビショビショ…)。

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前側のポケットは普通のアウターよりも上についていて、手を入れて歩くことを前提にしていないような上の方に配置された作りになっています。

これは、バックパックを背負ったときに胸元のベルトと腰のベルトに干渉しない位置として設計されているためで、旅行の際には手袋と懐中電灯を入れる定位置として使っていました。さすがに前側にもサブのバックパックを持つとここのポケットもふさがってしまいますが、よく考えられています。

このマウンテンジャケットは旅行から帰ってきた後も、普通に使えるデザインです。週末にC6と組み合わせて使っています。

ちなみに、180cm・61kgの私だとMがちょうどよかったです。Sだと丈が短すぎ、Lだとぶかぶかになります。

購入はナチュラムというネット店舗が安いと見ましたので、私もそこで買いました。定価が51,840円とかなり高いのですが、ナチュラムだと40000円強で買うことができます。(ナチュラム楽天店

DENON AVR-X2400H(Amazonリンク

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最後は、AVアンプです。テレビにつなげてホームシアターを構築するのが一般的なAVアンプの用途だと思いますが、私は家にある音を出すものを全てつなぐステーションとして使っています。

文字だとわかりにくいと思いますので、イメージ図をどうぞ。

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テレビ、ブルーレイ、スピーカーはHDMIやケーブルでAVアンプとつながっていて、iMaciPhone無線LAN (AirPlay)でAVアンプとつながっています。普段のテレビ番組も、ブルーレイの映画も、iMacの中のiTunesも、iPhoneの中の音楽も、全てAVアンプを介してスピーカーから音を出すことができます!

もともとiMacとミニコンポをつなげて使っていたのですが、せっかくスピーカーがあるのだから全ての音をここから出せないかと調べた結果、AVアンプを使えばいいことがわかりました。

お店で試聴をしてみたのですが、AVアンプを比べてもなかなか音の特徴がわからず、結局はAVアンプだけではなく、スピーカーなど全体を聞いて決めました。DENONは艶やかな気がしたことが決め手です。

AVアンプにつないでいるスピーカーは以前から使っているものなので、音楽を聞いている限りは大きく音がよくなったという印象はありませんでした。ところが、ブルーレイの映画を「仮想的なサラウンド」で見たときに劇的に音が変わったという実感があります!

また、スピーカーの場所がiMacの横からソファーの前に変わって、ソファーに座って音楽を聞けるようになったこともよかったなと思います。

調べた限り、DENONに限らずどのメーカーのAVアンプでも上記のようなシステムを構築することが可能です。「音の一元化」、無線の進歩もあってこれからドンドン流行ると思いますが、オススメです!

システム手帳にダイアリーを挟まないことにしました!仕事のログはTogglで!

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来年の手帳が売り出され、文房具売り場が盛り上がる時期になりました。来年の手帳をどうしようと考えている方も多いと思いますが、私は来年のダイアリーは買わないことにしました。システム手帳にダイアリーは挟まないことにしたためです。

仕事の予定・ログ管理はWebが効率的

予定はGoogleカレンダーで管理

私の会社ではスケジューラーとしてGoogleカレンダーを使っています。会議招集もGoogleカレンダーで行います。スケジュールを転記するのは二度手間になりますし、予定もよく変わるのでその度に書き直すのも非効率です。

仕事のログはTogglで管理

これまで仕事のログはウィークリーダイアリーに書いていました。

mrur.hatenablog.com

書くのは書いていたのですが、書いても見直さないのです。見直さないなら書いても無駄、業務時間中にやるべきことでない、と止めました。それを機に、ダイアリーをシステム手帳から抜きました。用途が変わってもカスタマイズして使い続けられるところがシステム手帳のいいところですね。

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 仕事のログ管理にはTogglを使うことにしました。メリットは、

  • 時間を足したり比較することができる
  • 価値ある仕事を寒色系、価値ない仕事を暖色系にすることで、価値ある仕事にどれだけ時間を充てられたのか一目でわかる
  • ラッキングを開始する際に、本当に今からやろうとしている仕事を「今」すべきか考え直すことができる

Togglを導入して仕事の効率が上がったことが実感できます。「見える化」しただけですが、特に最後のメリット、「今すべきか」を都度考えるようになったおかげだと思います。

手帳だからといって、システム手帳に必ずダイアリーを挟まないといけないわけではないんです。自由に使いましょう!

君はこれほどまでに美しいコバの仕上げを見たことがあるか。土屋鞄の名刺入れを買いました!

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名刺交換はビジネスにおいてそこそこ大事だと思っています。名刺交換の先にある中身の方が当然大事なので、名刺交換は無難に済ませたい。そう考えると、名刺入れは派手でない方がいいです。

これまで使っていた名刺入れは4年半の間、十分使い倒したと言えるぐらいお世話になりましたので、土屋鞄製造所コードバンの名刺入れを買いました!

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名刺入れは硬派な見た目の方がキマる気がして、外側の色は黒と決めていました。

コードバンはデリケートなのではとビビりましたが、お店の方によると、コードバンだからと言って特別な手入れは必要なくて、乾拭きしてやればいいそうです。コードバンは特に水には弱いようですが、鞄や財布と違って手が濡れた状態で名刺入れを触ることはないので、コードバンの製品は名刺入れが一番いいのかもしれません。

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外側は黒のコードバンですが、内側は茶色のヌメ革です。色の違いは、目立たないものの遊び心があって気に入ったポイントです。上側のポケットも、複数人と名刺交換する際に、もらった名刺をさっと挟んだりと便利そうです。

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細部を見ていきます。縫い目が美しいです!丁寧な仕事による、上質さが溢れ出てます。

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購入の決め手となったコバの仕上げ!何枚もの革や芯材がミルフィールのように接着されているにもかかわらず、端で飛び出したり1つの素材が目立ったりすることなく、一体化して美しい平面を形成しています。

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革と芯材が重なり1つになり、それが2つ合流して、もともと1つだったかのように角で滑らかに繋がっていきます。これを店頭で見たときに、職人さんが工房で丁寧に磨いて仕上げている様子が思い浮かんで、買わずにはいられませんでした。コバの部分が光って見えるほど惚れ込みました。

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 上の写真でもちらっと見えましたが、土屋鞄のマークは内側にありますよ。土屋鞄はある程度ブランドになりつつあると思いますが(ドラマ「過保護のカホコ」でも、主人公の高畑充希が使うリュックとして出てきましたね)、マークを外側でなく内側に入れているのは控えめで好印象です。

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コードバンになるべく傷がつきにくいように、土屋鞄のシステム手帳とペリカンのペンケースと一緒に、バックインバックに入れています。仕事道具としても土屋鞄グッズは増えてきましたが、どれも大切に使っていきます!

システム手帳については別記事で紹介していますので、よろしければ。

6つのテクニックで「決められる」会議に変えよう

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私が事務局(司会、議題や会議資料の調整)を引き継ぐことになった会議は、ダメな会議の典型と言える状況でした。

  • 出席者が20人程度と多いが、発言者は数人に限定されている
  • 何かを決めたい場合でも、「声の大きい人」に議題そのものを変えられてしまい、議論がしきれず決められない
  • 議論がズレていったときに司会が修正しようとしても反発があり、修正に時間がかかる
  • そうこうしているうちに、当初考えていた議題を議論できる時間が少なくなり、会議終了時に「議論を尽くして決めることができた」という納得感が出席者の中で少ない
  • 司会と出席者の関係も悪くなる

司会の私は一般職で、一方で出席者のほとんどが管理職という力関係もあり、私が会議をコントロールできていない状態でした。議論が発散してたり荒れても、それは「声の大きい人」のせいと考えて、半ば諦め気味でした。

とはいえ、20人近くの管理職を拘束する会議は間違いなく高コストで、思うように会議が進まない責任は私にあります。逆に、司会の私がやり方を変えれば、うまく会議をコントロールできるようになるはずです。

会議のやり方、ファシリテートを勉強しようと、Amazonで会議の本を検索し、最も評価が高かった『世界で一番やさしい会議の教科書』を買いました。 

世界で一番やさしい会議の教科書

世界で一番やさしい会議の教科書

 

休日を利用して読み切り、会議の日は早朝から出社し、本で学んだことを準備して会議に挑みました。結果は、 思った以上にすんなり会議が進む進む。前回までとは違って、議論の流れを私がほぼコントロールすることができました。

この本で学んだテクニックの中でも効果のあったものを、私が独自で工夫したことを交えて紹介します。

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1. 会議のはじめに、会議の目的(終了条件)が問題ないかを出席者に確認する

その日の会議に目的を設定することが重要だとは様々なところで言われていますが、事前に私が考えた目的で問題ないかを明確に出席者に確認したことはありませんでした。「今日の会議ではこれを目的にしたいと思います」と伝えているだけでした。

これを、「今日の会議ではこのような状態になったら終了としたいと考えていますが、いかがですか?ここでズレがあると議論がまとまらないので、まずはこれに関して違和感がないか確認をお願いします。問題ありませんか?」としつこく尋ねました。ここでしっかり確認することで、私が事前に考えた目的は、出席者が認めた目的になるわけです。会議途中で「目的に違和感がある」と言い出すとちゃぶ台返しになるため、出席者は真剣に考えてくれるはずです。始めに一致しておくと、議論が発散した際に元の議題に誘導しやすくなります。

ポイント
  • 目的は事前に考えて、あらかじめ記入しておきます。
  • 「目的」と書くと大げさに感じるため、会議の「終了条件」とするとすんなり入りやすいです。終了条件は「(誰が)どのようになった状態」と決めると、わかりやすいです(例えば、「今月のクレームに対して担当者と対応期限が決まった状態」)
  • 会議開始時に終了条件が問題ないかを出席者にしっかり確認します。

2. 投影したGoogleドキュメントにスクライブする

世界で一番やさしい会議の教科書では、ホワイトボードに議論内容を書いていく(=スクライブする)ことを紹介されています。

スクライブの利点について、本では

議論が"見える"ようになる。
見えるだけで劇的に議論が楽になる。

と紹介されていますが、私の言葉にすると「迷子に気づきやすくなる」ことが大きな利点だと思います。発言していることが見える形で簡潔に記入されるため、発言者もそれ以外の人も論点がズレていないか、違う論点を提起しているのか、わかりやすくなります。論点をズラすつもりはなくてもズレていってしまう=迷子を、発言者自身で気づいてもらえます。

スクライブをイメージしてもらうために、上の方に例を載せています。この記事を想定しつつ書いたものですが、フォーマットの参考程度に見ていただければと思います。

本ではホワイトボードにスクライブすることを紹介されていますが、画像のようにGoogleドキュメントにスクライブしてそれをプロジェクターで投影する方が楽だと思います。書くより打つ方が早いですし、誰もが読みやすく調整できますし、スクライブしたものが議事メモになります。Wordでも良いですが、Googleドキュメントを共有すれば出席者が手元でも見ることができます。

ポイント
  • 会議が始まるまでに、終了条件と議題(上の例だと1~5)をあらかじめGoogleドキュメントに書いて共有しておきます。議題の横には目標所要時間を書いておく方が良いです。
  • 会議が始まったら、司会をしつつ、議題の下に議論内容を箇条書きで書いていきます。私は「問)」「意見)」「結)」を記号として使っていて、「問)」や「意見)」にはそれに対応する「結)」が漏れなくあるように確認をします。「発散しつつありますが、ここはどのような結論になりましたか」と聞くだけで、まとめて教えてくれるものです。
  • 「結)」のうちアクションアイテムは赤字にしておきます。会議のまとめのパートで、すぐにアクションアイテムを見返せます。

3. 自分個人は反対と思う意見が出たとしても、「問)」や「意見)」として書いて、出席者にそれに対する意見を募る

これまで、私は自分が反対だと感じる意見が出たら、自分が考えている方向になんとか持って行こうとコントロールしようとしていました。でも、司会という発言しやすい立場を利用してそれをすると、当然最初の発言者は反発を覚えますよね。よくないやり方でした。

スクライブをすると、自分が賛成だろうと反対だろうと、とにかくまずは簡潔に書く作業が生じます。客観的に書いた後に、「(自分が反対だと思う理由)の観点でも考えてみる必要があるかと思いますが、いかがでしょうか?」と問いかけるだけで、十分だと気付きました。自分自身で意見を表明しなくても、考える観点を問いかけるだけで出席者が考えて意見を言ってくれます。自分自身は中立的立場を保ち続けられ、雰囲気が悪くなることもありません。たとえ自分の思っていた方向に行かなくても、自分の懸念が議論された上での結論なら、納得できます。

4. 常に笑顔で

会議のテクニックというよりも社会人としてのマナーですが、常に笑顔で感じよく対応します。 まずは自分が出席者から好かれる(少なくとも嫌われない)ことが円滑な会議の第一歩です。感じよく対応していれば、スクライブしきれなかったときにも待ってくれたり、助けてくれます。

私はどちらかというとこれが苦手で、会議中はかなり意識して笑顔を作るようにしています。

5. キーマンには会議前には「今日はよろしくお願いします」、会議後には「今日はありがとうございました」と挨拶しておく

人は重要な人物として扱われると悪い気持ちはしないものです。会議前後でキーマンに挨拶しておくと、会議中に仕切り方を失敗してムッとされることがあっても、その後に響きにくくなるはずです。自分の方が知識や経験が劣ることが多いわけですから、苦手な人でもちょっとした挨拶で関係をしっかり作っておくと、会議以外の場面でも役に立ちます。逆に会議で人間関係が悪くなると、会議以外の場面で苦労することになるため、「4. 常に笑顔で」と合わせて社会人必須のテクニックです。

6. 発言していない人には名指しで当てる

会議が進んでくると、発言していない人が出てくるはずです。出席している人は部門の代表のような、会議で決定したことを部門に持ち帰って落とし込み、確実に遂行してもらう必要がある人のはずです。もやもやした状態で持ち帰ってもらって「自分はあんまり納得していないんだけど」ということは避けなければなりません。

このため、会議中盤で発言していない人は名前を呼んで当てて、意見がないか聞きます。このときに「まだ発言していない方、意見はありませんか」という聞き方だと発言してくれるとは限りません。発言内容がまとまってなくて意見を言いにくい人でも、名指しされればその旨を教えてくれます。

全体の納得感を醸成する上でも、名指しは重要です。自信を持って指名できるように、私は会議開始時に出席者の確認をする際に名前を呼ぶようにしています。

さいごに

世界で一番やさしい会議の教科書から、会議をファイシリテートするテクニックの一部を紹介しましたが、本では他にも多くの実践的なテクニックが載っています。私のようにうまく会議運営が思いどおりにいかない方には、ぜひ読んでいただきたい本です!